喪中はがき.com編集部|最終更新:2026年10月
喪中はがきの状況別文例(家族葬・香典辞退・急逝・ひと言添えなど)
喪中はがきの文面は、「年賀欠礼のあいさつ → 誰がいつ何歳で亡くなったか → 生前のお礼 → 今後のお付き合いのお願い → 日付」が基本の形です。そこに、家族葬で済ませた・香典を辞退したい・年賀状は受け取りたいなど、それぞれの事情に合わせた一文を加えると、受け取った方に気持ちが伝わります。
このページでは、状況ごとにそのまま使える文例を紹介します。「コピーする」ボタンで文面をコピーし、続柄・名前・年齢・月を書きかえてお使いください。亡くなった方の続柄ごとの文例は続柄別の喪中はがき文例、基本の書き方は喪中はがきの書き方をご覧ください。
家族葬で済ませた場合(事後報告を兼ねる)
家族葬や密葬で葬儀を済ませ、亡くなったことをまだ知らせていない相手には、喪中はがきが訃報を兼ねたお知らせになります。「近親者のみで執り行った」ことと、知らせが遅れたことへのお詫びをひと言入れると、受け取った方も事情が分かります。
年内の早い時期に亡くなり、すぐに知らせたい場合は死亡通知はがきを先に送り、喪中はがきは例年どおり11月〜12月上旬に出す方法もあります。
香典・供花を辞退する場合
喪中はがきで初めて訃報を知った方の中には、香典やお供えを送ろうとする方もいます。辞退したいときは、本文に「御香典 御供花の儀はご辞退申し上げます」と書き添えます。「故人の遺志により」と理由を添えると、相手も受け止めやすくなります。
辞退するものだけを残して書きかえます(香典だけなら「御香典の儀は」)。
年賀状は受け取りたいと伝える場合
喪中はがきは「自分からの年賀状を控える」お知らせで、相手からの年賀状を断るものではありません。それでも「年賀状を送ってはいけない」と受け取る方が多いため、年賀状を楽しみにしているなら、ひと言書き添えると相手も迷わずに済みます。
年賀状を送ることにためらう方もいるため、受け取った側が寒中見舞いで返事をくれることもあります。年賀状が届いたときの返事は喪中に年賀状をもらったらで解説しています。
急逝した場合(突然の別れ)
事故や急な病気などで突然亡くなった場合は、「急逝いたしました」と書くと、思いがけない別れだったことが伝わります。死因や亡くなったときの状況を書く必要はありません。事情を詳しく伝えたくない場合も、「急逝」「永眠」だけで十分です。
子どもが亡くなった場合の文例は続柄別の文例にもあります。
親しい方から事情を尋ねられることもありますが、はがきに書くかどうか、どこまで話すかは遺族が決めてかまいません。説明したい相手にだけ、手紙や電話で個別に伝える方法もあります。
天寿を全うした場合(長寿で亡くなった)
長寿で穏やかに亡くなった場合は、「天寿を全うし」と書くと、悲しみの中にも感謝の気持ちが伝わります。「大往生」は周りの人が故人をたたえて使う言葉なので、遺族が出す喪中はがきでは「天寿を全うし」「安らかに」などの表現にするのが一般的です。
年齢は漢数字で書きます。百歳以上なら「百二歳」のように書きます。
闘病・療養の末に亡くなった場合
長く病気療養をしていた場合は、「療養中のところ」「長い闘病の末」と書くことがあります。病名は書かないのが一般的です。お見舞いをいただいた方には、そのお礼をひと言添えると丁寧です。
故人の人柄や思い出を伝えたい場合
定型の文面に1〜2行だけ故人の人柄や思い出を加えると、その人らしい喪中はがきになります。長く書きすぎると読みにくくなるため、具体的なエピソードを短く入れるのがコツです。
2行目は「釣りが何よりの楽しみでした」「孫の成長を楽しみにしていました」など、故人に合わせて書きかえます。
樹木葬なら「故人の希望により ◯◯の樹木葬墓地に眠っております」のように書きます。
堅苦しくない文例(親しい友人向け)
親しい友人だけに送る場合は、かしこまった言い回しを少しやわらげてもかまいません。ただし「喪中のため新年のあいさつを控える」ことと、故人のことは必ず入れます。「あけましておめでとう」などのお祝いの言葉は使いません。
LINEやメールで知らせる場合はLINE・メールの喪中の文例をご覧ください。
海外の知人に送る場合(英文の文例)
喪に服して新年のあいさつを控える習慣は、日本以外ではほとんど知られていません。「喪中」を直訳するより、家族が亡くなったこと、そのため今年は年賀状を控えること、これまでの感謝を短く伝えると、相手にも意味が伝わります。
father(父)は mother(母)、husband(夫)、wife(妻)、grandmother(祖母)などに、in ◯◯ は in October のように亡くなった月に書きかえます。
- クリスマスカードをやり取りしている相手:季節のあいさつとして、喪中でもカードを送る人は多く、無理に控える必要はありません。受け取ってもかまいません。
- 郵便料金:はがきの航空便は世界中どこへでも100円(船便は90円)です。国内用のはがき(85円)を使う場合は、15円分の切手を足します。
- 宛名の書き方:宛名面に「AIR MAIL」「POST CARD」と書き、住所の最後の行に国名を大文字の英語で書きます(例:UNITED STATES OF AMERICA)。
国際郵便の料金は日本郵便の公式情報(2026年10月確認)によります。料金は変わることがあるため、投函前に日本郵便の公式サイトでご確認ください。
手書きで添えるひと言の例(相手別)
印刷した喪中はがきの余白に、手書きで短いひと言を添えると気持ちが伝わります。印刷する本文には近況報告を入れないのが基本ですが、親しい相手への短い添え書きはかまいません。結婚・出産・引っ越しなどのお祝い事の報告は避け、寒中見舞いなどで改めて伝えます。
友人に添えるひと言
- 年末のご報告になってしまいごめんなさい。家族みな落ち着いて過ごしています。
- 落ち着いたら、またゆっくり会えたらうれしいです。
親戚に添えるひと言
- 葬儀の際はお心遣いをいただき、ありがとうございました。
- 寒さが厳しくなりますので、どうぞお体を大切に。
恩師・上司・目上の方に添えるひと言
- 生前は父が大変お世話になりました。
- 本年中のご指導に感謝し、明年もよろしくお願い申し上げます。
故人の友人・知人に添えるひと言
- 生前は父と親しくしていただき、ありがとうございました。
- 父がいつも◯◯さんのお話を楽しそうにしていました。
年賀状を楽しみにしている相手に添えるひと言
- 年賀状は変わらずうれしく拝見しますので、どうぞお送りください。
添え書きは、黒のボールペンや万年筆で1〜2行に収めます。「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉や、「おめでとう」などのお祝いの言葉は使いません。
よくある質問(FAQ)
家族葬で済ませた場合、喪中はがきに書いたほうがよいですか?
亡くなったことをまだ知らせていない相手には、「葬儀は故人の遺志により近親者のみにて執り行いました」と書き、知らせが遅れたお詫びをひと言添えると事情が伝わります。
喪中はがきで香典を辞退するにはどう書きますか?
本文に「誠に勝手ながら御香典 御供花の儀は故人の遺志によりご辞退申し上げます」のように書き添えます。辞退するものだけを書きます。
喪中でも年賀状は受け取りたいと書いてもよいですか?
はい、書いてかまいません。喪中はがきは自分からの年賀状を控えるお知らせで、相手からの年賀状を断るものではありません。「皆様からの年賀状は例年どおり楽しみにお待ちしております」と書き添えると、相手も迷わずに済みます。
喪中はがきに死因や病名は書きますか?
書く必要はありません。急に亡くなった場合は「急逝いたしました」、療養していた場合は「かねてより療養中でありました」のように書けば十分です。
長生きして亡くなった場合、「大往生」と書いてもよいですか?
「大往生」は周りの人が故人をたたえて使う言葉なので、遺族が出す喪中はがきでは「天寿を全うし」「安らかに永眠いたしました」などと書くのが一般的です。
喪中はがきに手書きでひと言添えてもよいですか?
親しい相手には、余白に手書きで短いひと言を添えてかまいません。ただし結婚・出産などお祝い事の報告や、「おめでとう」などの言葉は避けます。
海外の友人にも喪中はがきを送りますか?
送る場合は、喪中の習慣は海外ではほとんど知られていないため、英文で「家族が亡くなったので今年は年賀状を控えます」と短く伝えるのがよいでしょう。はがきの航空便は世界中どこへでも100円です。クリスマスカードは季節のあいさつとして、喪中でも送ってかまいません。
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このページの情報について
状況別の喪中はがき文例は、一般的な慣行をもとに当サイトが作成したものです。言い回しや添え書きの考え方には地域や家ごとの違いもあるため、故人との関係やお付き合いの深さに応じて書きかえてご利用ください。
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